Match Information
2025/10/25(SAT)11:00
岐阜大学 PHANTOMS VS 南山大学CRUSADERS
At 新日本ガス球技メドウ
寒さが身に沁みる秋空の下、2025シーズン最終節である南山大学CRUSADERS戦が執り行われました。
第4節が中止になったことを受けて、試合に飢えていたPHANTOMSにとって、しっかりと準備して臨んだ一戦でした。
[1Q]
南山大学のキックオフで試合開始。リターンを許さない低い弾道のキックであったが、R#17榎本が5ydsのリターンを果たし、岐阜大学のオフェンスへと繋げる。
岐阜大学オフェンスは3RBの隊形を駆使し、RB#17榎本・#6神田・#35古木のランで南山大学のエンドゾーンへとじわじわと前進。あと一歩のところで南山大学ディフェンスも奮起を魅せFGに追い詰められるも、K#15丹羽が26ydsのキックを成功させ、岐阜大学が先制点を奪う。
攻守交代し、南山大学のオフェンスは、ランを基軸に展開。一度フレッシュを獲得した後、得意のパスも織り交ぜた攻撃に移るも、DB#19三輪の好パスカット直後、LB#44阿部がインターセプトを奪い、そのまま南山大学エンドゾーンへ持ち込む。PATキックも成功させ、さらに得点を追加し、南山大学を突き放す。
再度攻守交代したところで第1クォーターが終了。
[2Q]
南山大学はランとパスを織り交ぜた攻撃を展開するも、岐阜大学ディフェンスはこれを封じ込め、シャットアウトして攻守交代となる。
岐阜大学オフェンスは第1シリーズ同様、ランを基軸に展開するも、フレッシュを獲得できずパントで攻守交代。
南山大学に攻撃権を明け渡した直後、南山大学のランフェイクパスをDB#35古木が見事な読みでインターセプトし、攻撃権を奪い返す。
再びチャンスを得た岐阜大学は、ラン攻撃を展開。RB#6神田が中央を突破し60ydsを激走、追加のタッチダウンを挙げる。
攻守交代した後も岐阜大学の勢いは止まらない。得意のパスを試みる南山大学に対し、DL陣がQBにプレッシャーをかけ、DB陣が冷静な好パスカバーを見せ、パントへと追い込む。
勢いに乗る岐阜大学は、RB#35古木やQB#15丹羽のランでフレッシュを獲得。直後、QB#15丹羽が50ydsを独走し、再びタッチダウンを決めた。南山大学をさらに突き放す。
岐阜大学の勢いはまだ止まらない。攻守交代した後も、DL#51谷田がQBサックを決め、#61田邊が鋭いタックルで南山大学の攻撃を封殺。パントへ追い込む。
得点の変動がないまま前半が終了。
[3Q]
後半は岐阜大学K#57村井のキックで試合再開。南山大学のリターンチームが背を向けた瞬間に、ハイキックのオンサイドキックを蹴り込み、#8岩瀬がこれを確保して攻撃権を獲得。
岐阜大学オフェンスはその後もRBを3名配置する隊形を駆使し、RB#17榎本・RB#6神田のランでフレッシュし、南山大学陣に侵入。しかし、南山大学ディフェンスが意地を見せ、4thダウン・ギャンブルを阻止し、攻守交代となる。
攻守交代後の岐阜大学ディフェンスは、南山大学の猛攻を抑え、パントに追い込む。その格の違いを見せつける。
しかしながら、岐阜大学に攻撃権が移った直後、エクスチェンジ・ミスによるファンブルでボールを南山大学に奪われ、痛恨の攻撃権喪失。
チャンスを掴んだ南山大学オフェンスは、得意のパス・オフェンスにて前進を試み、岐阜大学陣のエンドゾーン手前までゲインを許してしまうも、南山大学のエース・レシーバーに対し、DB#8岩瀬が果敢なパスカバーで追加得点を阻止。南山大学の4thダウン・ギャンブルも抑え、攻守交代。岐阜大学ディフェンスの意地が見えるプレーであった。
エンドゾーンを背負った岐阜大学オフェンスは、RB#6神田、#35古木のランで背水の陣を脱した。その後はQB#15丹羽からWR#17榎本へのロングパスで一気にハーフライン付近まで前進。その後も#6神田・#35古木の活躍で前進を重ね、南山大学陣へと進入。ここで第3クォーターが終了。
[4Q]
岐阜大学オフェンスは攻撃の手を緩めることなく、南山大学エンドゾーンを目指し、ランにてじわじわと陣を進める。そしてゴール前3ydsをRB#6神田が走り込み、再び追加点を挙げる。
後のない南山大学は、サイドライン際のショートパスを起点に攻撃を展開。岐阜大学ディフェンスはフロント陣がQBにプレッシャーをかけつつ、DB陣は冷静にタッチダウン・セーブに徹し、ハーフライン付近で南山大学の攻撃を食い止める。
攻守交代し、南山大学ディフェンスがランに意識が向く中、QB#15丹羽からWR#44阿部へのパスがヒットし、そのままエンドゾーンへ。さらに追加得点を挙げ、南山大学を突き放した。
後のない南山大学は、ロングパスとRBスクリーン・パスを軸に攻撃を展開。岐阜大学ディフェンスはブリッツを仕掛けQBへプレッシャーをかけ、DB陣の冷静かつアグレッシブなプレーでパスをシャットアウトし、攻守交代となる。
残り時間も1分を切る中、岐阜大学は最後の最後までエンドゾーンを目指し、ロングパスを中心にコールするも、タイミングが合わずパントへ。
最後の猛攻としてパスを試みる南山大学だが、岐阜大学はこれを許さない。南山大学QBのスクランブルによるフレッシュは許したものの、タッチダウン・セーブに徹する岐阜大学は冷静に対処。最後のロングパスもDB#17榎本、#35古木がしっかりと仕留め、試合終了となった。
"All for VICTORY"をスローガンとして1年間戦い続けた岐阜大学PHANTOMS。秋季リーグ戦では2試合のコールドゲームと辛酸を舐めさせられ、急遽の試合中止を経験し、この南山大学戦へでの"勝利"の想いはひとしおでありました。
一人ひとりが自身の役割に徹した結果、オフェンスでは5タッチダウン(TD)、ディフェンスではシャットアウトを達成することができました。
また、現地では多くのサポーターの皆様から温かいご声援をいただき、PHANTOMSが一丸となって勝利を掴み取ることができました。
第5節対南山大学CRUSADERS戦をもちまして、2025シーズンの公式戦が終了いたしました。
結果は2勝3敗0分(勝ち点6)で、東海学生アメリカンフットボールリーグDiv.1において第4位という成績でシーズンを終えることができました。
目標としておりました"東海リーグ制覇"を達成することはできませんでしたが、この試合で掴み取った"勝利"の意味を今一度、選手・スタッフ一同が噛み締め、次シーズンも"All for VICTORY"を胸に精進してまいります。
1年間、多大なるご支援・ご声援を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。
PHANTOMSは、来る2026シーズンに向けて準備の期間に入りますが、これからも変わらぬご支援・ご声援のほどお願い申し上げます。
Score
| Team | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total |
|---|---|---|---|---|---|
| Phantoms | 3 | 14 | 0 | 14 | 38 |
| CRUSADERS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Elapsed score
| Team | Q | Time | Scoring Player | Play | Yards | PAT |
| 岐阜大学 | 1 | 7:44 | #15丹羽 | FG | 23yds | |
| 岐阜大学 | 1 | 11:23 | #44阿部 | Int.R | 40yds | Kick成功 |
| 岐阜大学 | 2 | 6:04 | #6神田 | RUN | 60yds | Kick成功 |
| 岐阜大学 | 2 | 10:17 | #15丹羽 | RUN | 50yds | Kick成功 |
| 岐阜大学 | 4 | 4:30 | #6神田 | RUN | 3yds | Kick成功 |
| 岐阜大学 | 4 | 8:19 | #15丹羽→#44阿部 | PASS | 53yds | Kick成功 |
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